株式会社 扶双はこんな会社です
私が社長を務める株式会社扶双は、名古屋市にある創業15年の会社です。
15年前に、昭和37年に創業した作業用手袋の製造メーカーの有限会社扶双化成工業から経営を引き継ぎました。
新生:扶双は、父が社長、私が常務でスタートしました。
私たちが引き継いだ扶双化成工業は、作業用手袋業界では、有名な会社で「100日手袋」で特許を取得していました。海外への進出も早く、1992年に中国に進出し合弁工場を設立していました。実は私はこの会社を引き継ぐ3年ほど前の1998年頃から合弁工場の管理をさせていただいていました。そのご縁で日本の本社も引き継ぐことになりました。
私たちは現在、手袋メーカーから商品を仕入れ、販売店様などに卸売りを中心に、営業をしています。一部の商品は中国から輸入もしています。商品は、軍手やビニール手袋、皮手袋など、主に工場で作業する方、工事現場、建設現場などで作業する方向けの手袋です。
実はこの15年で会社に何度も危機が訪れました。一度目は引き継いだ直後の15年前。江蘇省無錫市にある合弁工場の社長だった中国人のパートナーが、くも膜下出血で急逝。中国でも中小企業は総経理(日本で言う社長)が屋台骨を支えています。生産におけるキーマンを失いどうなることかと思いました。工場は、亡くなった総経理の息子が継ぐことになり、商品がちゃんと作れるのか、心配な状況になりましたが、大胆なリストラでなんとか軌道に乗せました。当時は販売する手袋の50%以上が合弁工場からの仕入れでしたので、ほんとうに肝を冷やしました。
次なる危機は、合弁の満了の2007年。合弁とは日本側と現地側が共同出資して設立する形態です。契約時に15年とか、25年とか契約期間を明示します。1992年に設立したうちの合弁工場は、2007年が期間満了です。残された時間はすでに決まっているのに、どうしたらいいか考えあぐねているうちに時間が迫ってきました。これは、外部のコンサルタントの力もお借りして、なんとか2007年に無事満了後解散を迎えることができました。
このいきさつは3年前にブログにまとめましたので、ご興味のある方は以下のサイトでご覧ください。http://ameblo.jp/emura-noriko/entry-11970025432.html
そして2015年1月に社長である父が亡くなり、私が会社を引き継ぐことになりました。
私自身は、貿易を生業に26年やってきました。しかし手袋販売を本業にするために、グループ会社で貿易専門商社のスバルコーポレーションの事業を扶双に統合しました。苦渋の決断でした。これからは、手袋のソムリエとして、手袋と作業のミスマッチを無くすために、力を注ぎます。
手袋販売の傍ら、あいち産業振興機構の国際アドバイザーとして、貿易の指南もしています。中国の合弁工場の運営や撤退経験も、ご希望があればセミナーでお話します。お気軽にお声かけください。
会社名 | 株式会社 扶双 |
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所在地 | 愛知県名古屋市熱田区一番二丁目51番地11号 |
電話番号 | (052)652-2424(代) |
FAX番号 | (052)652-4812 |
資本金 | 1,000万円 |
代表者 | 代表者 江村典子 |
事業種目 | 各種手袋:軍手、ビニール手袋、ゴム手袋、NBR手袋、ウレタン手袋、プラスチック手袋、スムス手袋、ミルコット手袋、制電手袋、皮手袋、炊事用手袋、他各種安全保護具:ヘルメット、ベスト、安全靴、防塵マスク、防塵マスク、他 |
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国道1号線から国道154線を南に500m、歩道橋手前の道を200m右側です。
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名港線 六番町駅から徒歩12分